20140525-01
DESIGN Oil BLOG

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

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長文を書ける場所がここにしかなかったので。

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

「経験が乏しいから」「実績を得るために」「自分を鍛えたいから」そう言って、極端に低い単価や無料で仕事を受けている人達をちらほらと見かけるようになり、ずっと違和感を覚えていたのでたまにはこんな話しも書いてみようかなと。


なぜ極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけないか

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

ゼロ円で受けた仕事の価値は、所詮ゼロ円の価値しかないから

「とにかく実績を増やしたいから」と安易に無料で何でも引き受けても、それは本当の意味での実績にはつながりません。無料で仕事を発注してくる人は、あなたが「無料で引き受けてくれる」事にしか価値を見出していません。

また、極端に低単価や無料の仕事は、クライアント自身のモチベーションも低い事が多く、「提供される資料や画像の品質が低い、公開後の運営の品質が低い」なんて事も。品質の低い実績を量産しても評価してくれる人は少ないでしょう。

また、「経験が乏しいから」という理由で自ら単価を下げるのは、「うまく出来なかった時の逃げ道を作っているだけ」だと言う事に気がつきましょう。うまくいかなかった時の言い訳を考えるよりも、うまくいく方法を考えたほうがポジティブだと思いませんか?

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

あなたの見積もりが、クライアントの価格感を育てるから

クライアント(代理店などは除く、直接のお客さんと言う意味で)は、往々にして相場を知らないものです。Webの素人な訳ですから、工数や予算感を正確に理解できていなくて当然です。

ですから、あなたの出した見積もりが彼らの予算感の基準になるのです。「自信が無いから」「実績が無いから」と極端に低い単価の見積もりを出せば、クライアントに取ってはそれが基準になってしまい、その後あなたがいくら実績を積もうが、「前回と同じ工数は同じ単価」での発注になってしまいます。

価格を下げるのは簡単で、どのクライアントも喜んで賛成してくれますが、価格を上げると言う事はとても難しい事です。

正しい見積もりで、クライアントの正しい予算感を育てる。と言う事も我々の仕事のひとつではないでしょうか?

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

納品したものはずっと自分について回るから

自分がフリーランスになる前から付き合いのある社長から聞いた話し。
昔、その社長はクリニック向けに独自に開発した機材を販売していた。評判は上々で全国のクリニックに幅広く販売することができたが、やがて事業そのものが傾き出し廃業する事を決意。「●●年以降、サポートできなくなります」と全てのユーザに告知して廃業。

その後、別の会社を起業。

ところが、20年以上たった今でも地方のクリニックから、当時販売した機材のサポートの問い合わせが来る。と言うお話。

つまり「一度行った仕事は、一生自分に付いて回るから、安易に考えるな」と言う話し。

Webサイトでも同じ事が考えられると思いませんか?

例えば、実績欲しさに無料で引き受けてしまったWordPress構築。月日が経って古いバージョンのWordPressの脆弱性を突かれたとき、クライアントはあなたに連絡を取って、対応するように迫る。しかも、構築が無料だったのだからバージョンアップや対策も無料で行うようのが当然だと主張する。

簡単に想像できませんか?

当然、この場合は無料で対応する義務はありませんが、クライアント目線で考えれば、そういう考えをしても不思議ではないと思います。安易に引き受けた無料の仕事がいつまでもあなたを苦しめるかもしれません。

友達だからタダでやってよと言うやつは友達ではない

「友達だからただでやってよ」っと言われた経験がある人も多いのではないでしょうか?また、「タダでホームページの作り方教えてよ」とか。

極端に低い単価や無料で仕事をしてはいけない単純な理由

そんな事を言ってくる人は、友人でもなんでもないのできっぱり断って、なんなら縁もきってしまえばいいと思っています。「無料で作って」と言う事は「お前には1円も払う価値無いよ」という事と同義です。

そんな人が果たして友人でしょうか?

俺もよく、友人から相談されますが「親戚が自営業で、ホームページに興味あるらしいけど…」「高いのと安いの2パターンくらい予算教えて」と、必ず見積もりを委ねてくれます。俺の事を信頼して相談してくれる友人を持てた事は、本当に幸せな事だなと思ってます。

というわけで

極々一般的な話しなので今更ですが、時々「それじゃ駄目だよ!」っておせっかいにも口を出したくなる危うい人を見かける事もあり、でも、Twitterの140文字では書ききれないし、きっと「うぜーよ」って思われてしまうだけなので、ブログに殴り書きしました。

最後に「無料で作らなければならないWebサイトは無い」と言う事も覚えておいて欲しいなと思います。Webサイト以外にも手法はいくらでもあるのですから、「ホームページを作る予算がない」人に付き合って無料で作ってあげる必要などないのです。

予算が無い人には、予算の中で出来る事を提案してあげればいいのです。

少なくとも、作業に見合った対価を得る権利は必ず行使しましょう。
その上で、クライアントに喜んでもらえる仕事をしましょう。価格以外にもクライアントを喜ばせる事はいっぱいあるでしょ?